水没したスマホを復活させる正しい対処法｜寿命を縮めるNG行動も
スマホに飲み物をこぼしてしまったり、お風呂に落としてしまったりして、ヒヤリとした経験のある方は多いのではないでしょうか。
この記事では、Androidスマホが水濡れしてしまったときの
- 「やるべきこと」と「やってはいけないこと」
- 水没した端末の修理・交換方法
を詳しく解説します。
ぜひ、いざというときの参考にされてみてください。
iPhoneの場合の対処法は、以下の記事をご覧ください。
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スマホが水濡れしたときにやるべきこと
Androidスマホが水濡れしたときには、次の5つの対処を行いましょう。
- 電源を切る
- 本体の水分を拭き取る
- すべてのパーツを取り外す
- 乾燥させる
- 防水性能を確認する
1．電源を切る
Androidスマホが水没した可能性があるときは、できるだけ早く電源をオフにしましょう。
Androidスマホの多くの機種では、本体の「電源ボタン」を長押しすると、ディスプレイ上に電源メニューが表示されますので、「電源を切る」をタップします。
2．本体の水分を拭き取る
次に、スマホに付いた水分を拭き取ります。
糸くずが出ない柔らかい布（レンズクロスなど）で、スマホ本体を隅々まで丁寧に拭きましょう。
イヤホンジャックやUSBコネクタは、綿棒や小さく丸めたティッシュなどで優しく拭き取ります。
3．すべてのパーツを取り外す
本体の水分を拭き取ったあと、SIMトレーやSDカードスロットなど、着脱可能なパーツをすべて取り外します。
もし、バッテリーの取り外しが可能な機種の場合は、外して内部も拭き取ります。
4．乾燥させる
内部に侵入した水分を取り除くために、風通しの良い場所で自然乾燥させます。
できれば2、3日乾燥させたあと、電源をオンにして動作を確認してみましょう。
5．防水性能を確認する
近年のAndroidスマホには、防水性能を備えた機種も多くあります。
防水対応の機種なら、水がかかってしまったり、一時的に水に浸かってしまっても過度に心配する必要はありません。
Androidスマホの防水性能は、メーカーやキャリアの製品ページでスペックや仕様を確認しましょう。
水没したときにやってはいけないこと
スマホが水没したときに絶対に「やってはいけない」3つのことを紹介します。
- そのまま使い続ける
- 充電する
- ドライヤーや電子レンジで乾かす
そのまま使い続ける
水没の可能性がある場合は、すぐに電源を切り応急処置を施しましょう。
充電する
スマホの内部が水に濡れたまま充電すると、故障してしまう可能性があります。
水がかかったり、軽く水に浸かった場合でも、充電端子が十分に乾燥してから充電するようにしましょう。
ドライヤーや電子レンジで乾かす
濡れてしまったスマホを早く乾かそうと、ドライヤーや電子レンジを使うのも厳禁です。
水没時は、急いで乾かしたくなる気持ちを抑えて、時間をかけて自然乾燥するのを待ちましょう。
正常に動作しないときは・・・
上で紹介した対処を行い、数日乾燥させても正常に動作しないときは、故障してしまった可能性が高いです。
- 電源が入らない
- ディスプレイやカメラの内側が曇る
- スピーカーやマイクの音がこもる
など
このような異常が見られる場合には、修理・交換や買い替えが必要です。
修理・交換
水没したAndroidスマホを修理に出す場合、次の2つから選ぶことになります。
- キャリア・メーカー
- 修理専門店
キャリア・メーカー
スマホには通常、購入から1年間のメーカー保証がついていますが、水没は対象外です。
また、端末内部まで水没したケースでは、多くの場合修理できません。
たとえば、ドコモは水濡れによる故障は原則修理の対象外で、買い替えが必要です。
参考：https://www.docomo.ne.jp/support/repair_plan/
水没による故障時の負担を軽くするには、キャリアの補償サービスへの加入がおすすめです。
大手キャリア4社の補償サービス（交換）の費用は、以下のとおりです。
ドコモ
| サービス名 | 月額料金 | 負担金 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ケータイ補償サービス ※2022年8月31日以前発売の機種を購入の場合 |
550円〜1,100円 | 8,250円〜12,100円 | 交換は1年間で2回まで |
| Smartあんしん補償 ※2022年9月15日以降発売の機種を購入の場合 |
330円〜990円 |
au
| サービス名 | 月額料金 | 負担金 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 故障紛失サポート | 693円〜726円 | 1回目： 5,500円 2回目： 8,800円 |
交換は1年間で2回まで 負担金について Web申込：1,100円割引 au利用が25ヶ月以上：2,200円割引 |
| 故障紛失サポート with Cloud 2022年5月17日以降に発売された機種 |
990円 |
ソフトバンク
| サービス名 | 月額料金 | 負担金 | 備考 |
|---|---|---|---|
| あんしん保証パックプラス | 715円 | 8,250円 | - |
| あんしん保証パックネクスト 2022年5月24日（火）以降に購入したGoogle Pixelシリーズ |
990円 | - |
楽天モバイル
| サービス名 | 月額料金 | 負担金 | 備考 |
|---|---|---|---|
| スマホ交換保証プラス | 715円 | 6,600円 | 交換は1年間に3回まで（うち、盗難・紛失は2回まで） |
| 持ち込みスマホあんしん保証 | 715円～1,309円 | 6,600円〜12,100円 | 交換は1年間に3回まで（盗難・紛失は対象外） |
修理専門店
修理専門店であれば、水没したスマホでも、洗浄や部品交換による修理をしてもらえる場合があります。
修理費用は業者や機種によってさまざまですが、1万円前後が相場です。
買い替え
修理や交換の費用が高額になる場合には、新しいスマホに買い替えるのもひとつでしょう。
中古スマホならお得に購入できます。
水没して正常に動作しなくなったスマホでも、業者によってはジャンク品として買い取ってもらえる場合があります。
高価買取は期待できませんが、少しでも買い替えの足しに‥という方は、以下の記事を参考にご検討ください。
まとめ
スマホが水没してしまった場合には、できるだけ早く電源をオフにしましょう。
続いて、以下の応急処置を行うことが大切です。
- 本体の水分を拭き取る
- すべてのパーツを取り外す
- 乾燥させる
正常に動作しない場合はもちろん、応急処置で正常に動作した場合も、早めに修理に出すのがおすすめです。
また、次の行為は、水没の被害を広げることになるため、控えましょう。
- そのまま使い続ける
- 充電する
- ドライヤーや電子レンジで乾かす
本記事の情報により、一台でも多くのスマホが水没から回復できれば幸いです。
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