中古iPhoneを買うときに気になるIMEI番号って何？IMEI番号から分かること

作成日：2021.03.12更新日：2025.07.14

1. 中古スマホ購入ガイド

中古のiPhoneを購入するとき、安心して使える端末を見極めるために、「IMEI」と呼ばれる番号が役立つことがあります。

この記事では、以下のようなポイントを初心者の方にも分かりやすく解説しています。

IMEIとは何か
IMEIはどんなときに必要になるのか
IMEIの確認方法

中古スマホを安心して利用するために、ぜひご覧ください。

スマホのIMEIとは？

IMEIとは

IMEIは、スマホやタブレットなどの携帯端末に一台ずつ割り振られる15桁の製造番号です。
（International Mobile Equipment Identity（国際移動体装置識別番号）の略称です）

IMEIは世界共通で管理されており、初期化しても変わらないため、基本的に同じIMEIを持つ端末は存在しません。

デュアルSIM（複数のSIM）が利用できる場合は、それぞれにIMEIが割り当てられ、複数のIMEIが表示されることがあります。

IMEIとシリアル番号の違い

IMEIとよく似た言葉に「シリアル番号」があります。
どちらも端末固有の番号ですが、割り当て対象や用途などが異なります。

	IMEI	シリアル番号
割り当て対象	スマホやタブレットなどの携帯端末	携帯端末のほか、家電など幅広い製品
表記	15桁の数字	英数字が用いられることが多い
管理方法	世界共通	メーカーにより異なる
用途	中古スマホ購入時に役立つ	サポートを受ける際に必要になることがある

IMEIを公開しても大丈夫？

IMEIには、氏名や住所、電話番号などの個人情報は含まれていません。
ただしIMEIとほかの情報が結びつくと、間接的に個人を識別できてしまう可能性はあるので、SNSなどで不用意に公開することは避けた方が良いでしょう。

一方、フリマアプリやネットオークションで中古スマホを出品するときは、IMEIを伏せずに公開しておくと購入者の安心材料になります。

必要に応じて公開・非公開を判断することが大事です。

関連記事：
iPhoneを売る前にやることを徹底解説！初期化の方法や注意点など

IMEIの確認方法

iPhoneのIMEIは、本体などから簡単に確認できます。

iPhone本体から確認する
Apple Accountから確認する
商品ページから確認する

複数のIMEIが表示される場合は、最初のIMEI（「IMEI」または「IMEI1」）に記載されている番号を確認してください。

iPhone本体から確認する

iPhone本体からIMEIを確認する方法としては、以下の3つが挙げられます。

電話アプリ
設定アプリ
SIMトレイや本体背面

電話アプリ

電話アプリのキーパッドで「*#06#」を入力すると、IMEIが表示されます。

電話からIMEIを確認する

iPhoneだけでなく、多くのAndroidスマホでも利用できる方法です。

設定アプリ

IMEIは設定アプリからも確認できます。

「設定」アプリを開く
「一般」＞「情報」をタップ
「IMEI」の項目を確認

SIMトレイや本体背面

電源が入らないなど、電話アプリや設定アプリから確認できない場合も、SIMトレイや機種の背面から確認できる場合があります。

端末のパッケージにIMEIが記載されていることもあります。

参考ページ：
iPhone、iPad、iPod touchでシリアル番号、EID、IMEIを確認する - Apple サポート (日本)

Apple Accountから確認する

iPhoneが手元にない場合も、account.apple.comにサインインし、「デバイス」から、登録済みデバイスのIMEIを確認できます。

「デバイス」画面で該当端末を選択し、下にスクロール

商品ページから確認する

中古スマホを購入する際は、販売ページにIMEIが記載されている場合があります。

にこスマでは商品ページから
IMEIの確認が可能

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どんなときに必要？IMEIからわかること

IMEIは、以下の場面で役立ちます。

ネットワーク利用制限を確認するとき
SIMロックを解除するとき
故障や紛失などのトラブルが起きたとき

ネットワーク利用制限を確認するとき

IMEIは中古スマホ購入時など、ネットワーク利用制限の状態を確認する際に必要になります。

ネットワーク利用制限がかけられた端末は「赤ロム」と呼ばれ、SIMカードを入れても購入元のキャリア回線で通話やモバイルデータ通信ができません。

とくに個人間取引の場合は、購入前にネットワーク利用制限がかかっていないことを確認しておくと安心です。

赤ロムとは？白ロムや黒ロムとの違い｜トラブル回避のコツも紹介

各社の確認ページにIMEIを入力すると、ネットワーク利用制限の状態を確認できます。

キャリア	ネットワーク利用制限確認ページ
ドコモ	ネットワーク利用制限携帯電話機確認サイト
au/UQ mobile	ネットワーク利用制限携帯電話機について
ソフトバンク/ワイモバイル	中古携帯電話を利用する際の注意事項（ネットワーク利用制限）
楽天モバイル	ネットワーク利用制限携帯電話機の確認

販売元のキャリアがわからない場合は、「ネットワーク利用制限チェッカー」で一括チェックすることも可能です。
ネットワーク利用制限を確認することで、間接的に端末の販売元キャリアの判別も可能です。

ネットワーク利用制限の判定結果の意味は以下のとおりです。

判定結果	意味
〇	端末代金の支払いが完了しており、ネットワーク利用制限がかかっていない
△	端末代金の支払いが残っており、代金の未払いなどによってネットワーク利用制限がかかる可能性あり
×	ネットワーク利用制限がかかっている「赤ロム」で、該当キャリアで通信・通話不可
-	IMEIがキャリアに登録・反映されていないなどの理由で判定不可（ネットワーク利用制限はかかっていない）