AndroidからAndroidにデータ移行する方法まとめ【機種変更ガイド】
Androidスマホ同士で、データを移行する方法をまとめました。
中古スマホ販売のプロ「にこスマ」が、AndroidスマホからAndroidスマホへ、データをコピーするベストな手順を丁寧に解説していきます。
「大切なデータが消えてしまった」なんてことにならないように、バックアップから復元までの流れを確認しておきましょう!
データ移行の流れ
これまで使用していたAndroidスマホ(以下、古いスマホ)から、新しいAndroidスマホ(以下、新しいスマホ)にデータを移行する手順は下記のとおりです。
- アプリの引き継ぎ準備
- データの移行(バックアップ・復元)
- アプリ引き継ぎ
それぞれ詳しく解説していきます。
アプリの引き継ぎ準備
いくつかのアプリでは、データを移行するために事前に引き継ぎ準備が必要です。
- LINE
- モバイルSuica
- ゲームアプリ
LINE
定番トークアプリのLINE。Androidスマホ同士であれば、トーク履歴やLINEコイン残高を含めて、ほぼすべてのデータを移行することができます。
LINEの引き継ぎ準備手順は下記のとおり。
- 最新バージョンにアップデート
- 電話番号、メールアドレス、パスワードを設定しておく
- トーク履歴をバックアップ
古いスマホと新しいスマホで電話番号が変わる場合は、
LINEアプリの「ホーム」>「設定」>「アカウント引き継ぎ」
から、「アカウントを引き継ぐ」を有効にする必要があります。
トーク履歴をバックアップする方法
LINEのトーク履歴をバックアップする手順は下記のとおりです。
- LINEアプリの「ホーム」>「設定」>「トーク」をタップ
- 「トーク履歴のバックアップ・復元」をタップ
- 「Google ドライブにバックアップする」をタップ
あわせて、「自動でバックアップ」をONにしておくといいでしょう。
モバイルSuica
タッチ決済が便利な「モバイルSuica」。引き継ぎのために、古いスマホに保存されている情報を、いったんモバイルSuicaのセンターサーバーに預ける必要があります。
モバイルSuicaの引き継ぎ準備は下記のとおり。
- モバイルSuicaアプリの「その他」>「会員メニュー」をタップ
- Suicaパスワードを入力して「モバイルSuicaログイン」をタップ
- 「携帯情報端末の機種変更」をタップ
- 「機種変更する」をタップ
- 「終了する」をタップ
ゲームアプリ
各種ゲームアプリも、事前に引き継ぎ準備が必要な場合があります。あらかじめ、ゲームアプリ内のヘルプ画面や公式サイトで、情報を確認しておきましょう。
データの移行(バックアップ・復元)
Androidスマホ同士でデータを移行する方法は、多岐にわたります。
【クラウドストレージ】
- Googleドライブ
Dropbox
【バックアップアプリ】
JSバックアップ Yahoo!かんたんバックアップ ドコモデータコピー データお預かり(au) あんしんバックアップ(ソフトバンク)
【外部デバイス】
- SDカード
- USBメモリ
- PC
「結局どれがいいの!?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
Androidスマホ同士でデータ移行する場合、ほとんどのデータに対応できるGoogleドライブがおすすめです。ここからは、Googleドライブを使用して、バックアップ・復元する方法を徹底解説していきます!
Googleドライブを使ったデータのバックアップ
Googleドライブを使ったデータのバックアップ方法は、次の3つに分けられます。
- Googleバックアップ
- Googleフォトアプリ
- Googleドライブアプリ
順番に確認していきましょう!
Googleバックアップ
2015年10月にリリースされた「Android 6.0」以降のAndroidでは、データをGoogleドライブに自動的にバックアップできる「Googleバックアップ」に対応しています。
Googleバックアップでバックアップできるデータは、下記のとおりです。
- 連絡先
- Google カレンダーの予定と設定
- SMS テキスト メッセージ(MMS は除く)
- Wi-Fi ネットワークとパスワード
- 壁紙
- Gmail の設定
- アプリ
- ディスプレイ設定(明るさ、スリープ)
- 言語と入力の設定
- 日付と時刻
- Google 以外のアプリの設定とデータ(アプリによって異なります)
データ移行の際には、必ずGoogleバックアップを有効にしておきましょう。
設定アプリの「システム」>「バックアップ」
「今すぐバックアップ」をタップすると、最新のバックアップを作成することができます。
Googleフォトアプリ
写真や動画は、「Googleフォト」アプリでバックアップしておくといいでしょう。
Googleフォトで写真や動画をバックアップする手順は下記のとおりです。
- Googleフォトアプリの画面右上にあるプロフィール画像をタップ
- 「フォトの設定」>「バックアップと同期」をタップ
- 「バックアップと同期」をONに
Googleドライブアプリ
GoogleバックアップやGoogleフォトではバックアップできないデータ(書類など)は、
「Googleドライブ」アプリでアップロードしておきましょう。
- Googleドライブ画面右下にある「+(プラス)マーク」をタップ
- 「アップロード」をタップ
- アップロードしたいファイルを選択
Googleドライブを使ったデータの復元
データの復元に特別な操作は必要ありません。
新しいスマホで初期設定を済ませてGoogleアカウントでログインすると、Googleバックアップでバックアップしたデータが自動的に復元されます。
GoogleフォトやGoogleドライブも、古いスマホと同じ感覚で使うことが可能です。
アプリの引き継ぎ
新しいスマホの初期設定やデータ移行が終わったら、事前に引き継ぎ準備したアプリの引き継ぎを行いましょう。
- LINE
- モバイルSuica
- ゲームアプリ
LINE
LINEの引き継ぎ手順は、
- 電話番号が変わらない場合
- 電話番号が変わる場合
によって異なります。
ここでは、電話番号が変わらない場合の手順を解説してきます。
- LINEアプリをインストールして開く
- 電話番号を入力
- SMSに届いた番号を入力
- 表示された情報が自分のものであることを確認し、「はい、私のアカウントです」をタップ
- パスワードを入力
- 友達追加設定を済ませる
- 「トーク履歴を復元」をタップ(トーク履歴をバックアップした場合)
Android版のLINEアプリでは、あとからトーク履歴を復元することもできます。
- LINEアプリの「ホーム」>「設定」>「トーク」をタップ
- 「トーク履歴のバックアップ・復元」をタップ
- 「復元する」をタップ
以上で、LINEの引き継ぎは完了です。
モバイルSuica
モバイルSuicaの引き継ぎ方法は下記のとおりです。
- モバイルSuicaアプリをインストールして開く
- 「再発行・機種変更の方はこちら」をタップ
- メールアドレスとパスワードを入力し、「ログイン」をタップ
- 「初期設定をする」をタップ
- 「実行する」をタップ
以上で、モバイルSuicaの引き継ぎは完了です。
ゲームアプリ
引き継ぎが必要なゲームアプリについては、引き継ぎ準備と同じように、ゲームアプリ内のヘルプ画面や公式サイトで情報を確認してください。
まとめ
この記事では、Androidスマホ同士でデータを移行する方法を解説しました。
データ移行の手順は下記のとおり。
- アプリの引き継ぎ準備
- データの移行(バックアップ・復元)
- アプリの引き継ぎ
LINEやSuicaなど一部のアプリでは、個別に引き継ぎが必要です。データ移行の前後に忘れずに行いましょう。
データの移行方法は、ほとんどのデータに対応できるGoogleドライブを使用する方法がおすすめ。
- Googleバックアップ
- Googleフォトアプリ
- Googleドライブアプリ
事前に、それぞれのバックアップ手順を確認しておきましょう。