お得に購入できる中古iPhoneですが、「ウイルスが仕込まれていたらどうしよう」など、セキュリティ面で不安に感じることがあるかもしれません。

この記事では、

• そもそもウイルスとは何か
• iPhoneがウイルスに強い理由
• ウイルスや遠隔操作の被害を防ぐための方法
  

といったポイントを初心者にも分かりやすく解説しています。
中古iPhoneを安心・安全に活用するために、ぜひ参考にしてみてください。

売却時の注意点は下記の記事からご覧いただけます。

中古スマホに情報漏洩のリスクはある？売却・購入前の対策を解説 | にこスマ通信

そもそもウイルスとは？

「ウイルス（コンピューターウイルス）」とは一般的に、悪意のあるソフトウェアのことを指します。

スマホやパソコンがマルウェアに感染すると、

• データが破壊される
• 個人情報が勝手に送信される
• 遠隔操作される

などの被害を受けてしまうおそれがあります。

iPhoneはウイルスの心配がないって本当!?

iPhoneやAndroidスマホは、ウイルスなどの影響を受けづらい仕組みが採用されており、一般的な使い方で被害に遭う確率は低いです。

iOS / Android がウイルスに強い理由

スマホがウイルスに強い理由は大きく2つあります。

• サンドボックス構造
• 厳しいアプリ審査

サンドボックス構造

スマホで採用されているiOSやAndroidでは、それぞれのアプリが「サンドボックス」という隔離された領域で動作しており、勝手にほかのアプリのデータにアクセスしたり、システムを書き換えたりできないようになっています。

厳しいアプリ審査

スマホのアプリストア（App StoreやGoogle Play）では、厳しい審査に通過したアプリのみが掲載されています。
とくにiPhoneは、基本的に公式ストアであるApp Store以外は利用できないため安全性が高いです。

参考ページ：
国がスマホの「サイドローディング」を義務化したい理由｜ ITmedia NEWS

セキュリティは完璧ではない

スマホはウイルスなどの影響を受けづらい仕組みが採用されているとはいえ、完璧ではありません。

iOSやAndroidではセキュリティ対策を目的としたアップデートが行われていますが、常に脆弱性（抜け道）を狙った攻撃の可能性があり、2020年以降もごく少数ながら、スパイウェア（許可なく情報を送信するソフトウェア）などの被害が報告されています。

中古iPhoneのウイルスや遠隔操作の被害を防ぐ方法

安心して中古スマホを購入するために、ウイルスや遠隔操作などのセキュリティ被害を防ぐ具体的な方法を見てみましょう。

• 信頼できる販売店を選ぶ
• 必要に応じて初期化する
• 最新OSにアップデートする
• 古すぎる機種を避ける
• 脱獄されたiPhoneを避ける

信頼できる販売店を選ぶ

中古スマホを購入する際は、信頼できる販売店を選ぶことが大事です。

セキュリティ面以外でも快適に利用できるよう、検品やクリーニング、保証が充実している販売店を選ぶといいでしょう。
とくにネットワーク利用制限がかかった「赤ロム」には要注意です。

赤ロムとは？白ロムや黒ロムとの違い｜トラブル回避のコツも紹介 | にこスマ通信

関連記事：
中古スマホは危険 !?安心して購入するための注意点を徹底解説 | にこスマ通信

必要に応じて初期化する

個人間取引などで購入したスマホが初期化されていない場合は、必ず初期化してから利用しましょう。
前の所有者によって悪意のあるアプリがインストールされている可能性があるからです。

iPhoneの場合、正しく初期化されていれば、起動直後に「こんにちは」の画面や初期設定の案内が表示されます。
いきなりロック画面やホーム画面が表示される場合は初期化されていないため、端末の設定から初期化が必要です。

参考ページ：
iPhoneを消去する｜Apple サポート (日本)

最新OSにアップデートする

過去に被害が報告されたマルウェアは、OSのアップデートによって対策されてきました。
スマホのOSはできるだけ最新バージョンにアップデートしておきましょう。

iOSのアップデート状況は、下記の手順で確認できます。

最新のiOSがインストールされている場合は「iOSは最新です」と表示されます。

古すぎる機種を避ける

iPhoneはスマホの中でもサポート期間が長く、最新iOSが利用できなくなってからも2、3年間は最低限のセキュリティアップデートが続きます。

セキュリティアップデートが終了するとウイルス感染のリスクが高まるだけでなく、対応アプリの少なさも目立つようになります。
メイン端末として2年以上使う予定がある場合は、購入時点で最新のiOSに対応しているiPhoneを選ぶといいでしょう。

iOS 26が正式発表！対応機種や配信日、主な変更点まとめ【WWDC25】 | にこスマ通信

関連記事：
いつまで使える？歴代iPhoneのアップデート・サポート終了時期の目安まとめ | にこスマ通信

脱獄されたiPhoneを避ける

iPhoneでは、特殊なツールを使って「脱獄（JailBreak）」と呼ばれる改造を施すと、承認されていないアプリをインストールしたり、自由にカスタマイズしたりできるようになります。
とはいえ、現在ではリスクを冒して改造するメリットはほとんどありません。

脱獄したiPhoneは、悪意のあるアプリをインストールしたり、システムを書き換えたりできてしまうため、マルウェア感染のリスクが飛躍的に高まります。
また改造品とみなされ、手放す際に買取や下取りができない可能性もあるため、中古でiPhoneを購入する際は、「脱獄済み」をうたっているものは絶対に避けましょう。

まとめ

iPhoneやAndroidスマホは、もともとウイルスに強い設計になっていますが、完璧ではありません。
中古スマホを購入する際は必ず、正しい手順で初期化されている端末を選びましょう。

端末の初期化は、中古スマホ売却時に情報漏洩を防ぐ手段としても有効です。
売却時の注意点は、下記の記事からご覧いただけます。

中古スマホに情報漏洩のリスクはある？売却・購入前の対策を解説 | にこスマ通信

関連記事：
中古スマホは危険 !?安心して購入するための注意点を徹底解説 | にこスマ通信

また、個人情報の漏洩を防ぐための対策や、漏洩時の対応などは下記も参考にしてみてください。
個人情報漏洩を防ぐ13の対策と漏洩時の被害を最小限に抑える対応策を紹介

セキュリティ対策でVPN接続という方法もあります。詳しくはこちらの記事をご参考ください。
VPNのメリット・デメリットを解説！問題点を知って適切なサービス選びを

中古スマホ・タブレットを安心して購入するなら「にこスマ」！

「にこスマ」は、伊藤忠グループの「Belong」が運営する中古スマホ・タブレット販売サービスです。
高品質な「三つ星スマホ」を厳選しており、中古端末でも安心してご利用いただけます。

全商品でさまざまな角度から撮影した実機画像を掲載（iPhoneはバッテリー容量も記載）しているため、状態を確認したうえで納得して購入いただけます。

さらに Google 認定再生品なら、新品同様の外観に、メーカー純正の新品バッテリーに交換済みです。

買い替えにあたって使わなくなったスマホ・タブレットは、ぜひ「にこスマ買取」にお売りください！