親子であんしん！子どものスマホデビュー入門ガイド
子どものスマホデビューには、親の不安や迷いがつきものです。
親自身もお子さまも、安心してスマホを利用できるよう、スマホデビュー前から情報を集めることが大切です。
この記事では、スマホデビューに大切なツールとルールの使い分けから、おすすめのスマホや格安SIM、よくある悩みの対策まで、「にこスマ」が厳選した情報を入門ガイドとしてまとめました。
ぜひ本ガイドを参考に、子どものスマホデビューを目指してください。
【この記事で分かること】
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スマホデビューの第一歩は「ツール」と「ルール」の組み合わせ
スマホデビューに大切なのは、ペアレントコントロールなどのツールと、ルールを上手く組み合わせて使うことです。
ペアレントコントロールは、子どもが使用するスマホのアプリや機能を管理・制限し、健全なスマホ利用をサポートしてくれます。
ただし、機能制限を厳しくしすぎると利便性が下がるほか、制限は完璧ではなく抜け道も存在します。
ペアレンタルコントロールの欠点を補うためにも、親子で話し合って決めたルールを組み合わせることが重要です。
ツールとルールそれぞれについて、導入時のポイントを見てみましょう。
ツールの基本は「ペアレンタルコントロール」
「ペアレンタルコントロール」は、子どものスマホ利用に欠かせない機能です。
ここでは、ペアレンタルコントロールでできることや、設定方法を解説します。
ペアレンタルコントロールでできること
ペアレンタルコントロールの主な役割は、スマホの各種機能に制限をかけることです。
主に、アプリやウェブサイト、利用時間、課金などを管理・制限できます。
例えば、「有害なウェブサイトを見ないか心配」、「夜遅くまでスマホを使わないか心配」といった不安を解消できるのが、ペアレンタルコントロールの魅力です。
関連記事：
子どものスマホ、どう制限する？親が知っておきたいペアレンタルコントロールとは | にこスマ通信
安全なスマホ利用に「フィルタリング」は欠かせない
ペアレンタルコントロールの代表的な機能のひとつが「フィルタリング」です。
主に、有害サイトやコンテンツをブロックし、子どもが安全にインターネットを利用できる環境を整えてくれます。
関連記事：
子どもの安全なスマホ利用のために！必ず設定したい「フィルタリング」とは | にこスマ通信
ペアレントコントロールを利用する方法
ペアレンタルコントロール機能は、iPhone（iOS）では「スクリーンタイム」、Androidでは「ファミリーリンク」という名称で提供されています。
親子が使っているスマホの組み合わせによって、利用できる機能が異なります。
| スマホの組み合わせ | スクリーンタイム | ファミリーリンク | |
|---|---|---|---|
| 子ども | 保護者 | ||
| iPhone | iPhone | 〇 | × |
| iPhone | Android スマホ |
△*1 | × |
| Android スマホ |
iPhone | × | 〇 |
| Android スマホ |
Android スマホ |
× | 〇 |
*1 保護者のスマホから設定変更や利用状況の確認は不可
詳しい設定方法については、下記の公式サイトよりご確認ください。
iPhone（iOS）の場合：
お子様のiPhoneやiPadでペアレンタルコントロールを使う - Apple サポート (日本)
Androidの場合：
Googleのペアレンタルコントロール（保護者による使用制限）
ルールの基本は「親子で話し合って決めること」
ペアレンタルコントロールによる制限だけではなく、親子で話し合ってルールを決めることも重要です。
一方的にルールを押しつけると、子どもの反発を招き、かえってルールが守られなくなってしまう可能性が高まります。
スマホのルールを効果的に運用するには、「勝手に決めない」「定期的に見直す」「信頼を前提とする」の3つが大切です。
具体的なルールの作り方や、便利ツールは下記の記事からご覧いただけます。
子どもとのスマホルールのつくり方｜親子で考える決め方・工夫・便利ツール | にこスマ通信
子ども用スマホを選ぶポイントとおすすめ機種3選
ツールやルールを決めたら、子ども用スマホを選んでいきましょう。
子ども用スマホを選ぶポイントと、おすすめ機種3選をご紹介します。
中古スマホなら子ども用スマホをお得に購入できる
新品のスマホは端末費用が高額になりがちで、iPhoneの最新モデルでは10万円を超えることも珍しくありません。
そこで選択肢に入れたいのが「中古スマホ」です。
例えば、「にこスマ」では、iPhone SE（第2世代）の中古品が2万円前後（2025年8月時点）から購入できます。
また「子どもでも持ちやすいコンパクトな機種が欲しい」など、幅広い選択肢から選べることも中古スマホのメリットです。
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子ども用スマホにおすすめの中古スマホ3選
| 重視するポイント | 機種名 |
|---|---|
| 売れ筋で選ぶ | iPhone SE（第2世代） |
| 性能で選ぶ | iPhone 12 |
| 安さで選ぶ | AQUOS sense4 |
中古スマホの中でも、コストパフォーマンスが高くおすすめの機種を3つ紹介します。
売れ筋ならiPhone SE（第2世代）
iPhone SE（第2世代）は、にこスマの「中古スマホ販売数ランキング（2024年度）」で1位を記録した人気モデルです。
価格と性能のバランスが良く、「初めてのiPhone」としてもおすすめです。
性能ならiPhone 12
iPhone 12は、2020年10月に発売されたモデルながら、現在でも十分な性能を誇る1台です。
マスク着用時の顔認証や5G通信など機能も充実しており、長く使えるスマホを探しているなら、有力な選択肢になります。
安さならAQUOS sense4
できるだけ安くスマホを用意したい方には、AQUOS sense4がおすすめです。
にこスマでは、1万円前後（2025年8月時点）から購入可能なモデルで、バッテリー持ちの良さやカラーバリエーションの豊富さも魅力です。
上記を含めたおすすめ機種の詳細は、下記の記事からご覧いただけます。
子どものスマホデビューにおすすめの機種4選！【iPhone/Android】 | にこスマ通信
子ども用スマホの月額料金を抑える方法
子どもにスマホを持たせるうえで気になるのが「月々の通信料金」です。
ここでは、月額料金を節約する方法とおすすめの格安SIM3選をご紹介します。
月額料金を抑えるならキャリアより格安SIM
通信費を節約するには、格安SIMや大手キャリアの格安プランの利用がおすすめです。
格安SIMによっては平日の12時台に通信速度が遅くなりやすいなどデメリットはありますが、多くの場合問題なく利用できます。
月額1,000円以下で運用できるプランも珍しくありません。
ここでは、子ども用スマホにおすすめの格安SIMプランを3つ紹介します。
子ども用スマホにおすすめの格安SIM3選
いずれも料金の安さだけではなく、子ども向けのオプションも充実しています。
それぞれの特徴について解説します。
- TONEモバイル
- IIJmio
- mineo
TONEモバイル
| プラン名 | TONE for iPhone／TONE for Android |
|---|---|
| 料金 | 月額1,100円（税込） |
| 主な特徴 | 子ども向けに特化したシンプル設計 初めてのスマホにおすすめ |
| おすすめオプション | TONEファミリー：月額308円（税込）
|
TONEモバイルは、子ども用スマホに特化した格安SIMです。
シンプルな2つのプランと、独自の子ども向けオプション「TONEファミリー」を用意しています。
サービス内容がわかりやすいため、スマホデビューに不安のある家庭におすすめです。
IIJmio
| プラン名 | ギガプラン（2GB〜） |
|---|---|
| 料金 | 音声付きプラン：月額850円〜（税込） |
| 主な特徴 | 老舗ならではの安心感と豊富なプラン 親子で契約すれば家族割引も適用可 |
| おすすめオプション | みまもりパック：月額550円（税込）
（上記がセットのオプション） |
IIJmioは、通信業界での実績が豊富な格安SIMの老舗です。
子ども用に「みまもりパック」と呼ばれるオプションを用意しています。
低コストかつ信頼できるサービスを求める方にぴったりです。
mineo
| プラン名 | マイピタ（1GB〜） |
|---|---|
| 料金 | 音声付きプラン：月額1,298円〜（税込） |
| 主な特徴 | データのシェアや繰越が可能 柔軟に使いたい家庭向け |
| おすすめオプション | 安心フィルタリング：月額385円（税込）
|
mineoは、柔軟なプランが特徴の格安SIMです。
容量を分け合えるデータシェアや、「安心フィルタリング」と呼ばれるフィルタリングも用意されています。
利用スタイルに合わせた幅広いプランがあるので、家族でまとめて使いたい方にもおすすめです。
子ども用スマホにおすすめの格安SIMの詳細は、下記の記事からご覧いただけます。
子ども用スマホにおすすめの格安SIM3選｜選び方も | にこスマ通信
子どものスマホ利用でよくあるトラブルと親が知っておくべき対策
スマホの普及に伴い、子どもたちがトラブルに巻き込まれる事象が起こっています。
ここでは、代表的なトラブルと具体的な対策について解説します。
インターネットやSNSでの関わり
インターネットやSNSには、さまざまなリスクが潜んでいます。
例えば、SNSでは怪しいアカウントからの接触や、個人情報の無意識な公開といったトラブルが起こる可能性があります。
また、有害コンテンツやフィッシングサイトに、うっかりアクセスしてしまうかもしれません。
対策としては、「フィルタリング機能の活用（ペアレンタルコントロール）」や、普段から実際に起こったトラブルなどについて共有し、どのようにすれば危険な目に合わずに済むか、親子で話し合うことをおすすめします。
スマホ依存や使いすぎ
スマホの長時間利用は、学業や生活習慣に悪影響を及ぼすこともあります。
特に動画やゲームに熱中しすぎると、睡眠不足や成績の低下を招く可能性もあります。
対策としては、「利用時間の制限（ペアレンタルコントロール）」や「ルール作り（1日◯時間まで、夜は使用しない）」などが効果的です。
独断でのアプリ購入や課金
アプリの購入や課金は、親の知らないうちに高額請求に発展することがあります。
対策としては、「アプリの購入や課金を親の承認制（ペアレンタルコントロール）にする」といったルールづくりやお金について親子で話し合う機会を設けるといった方法がおすすめです。
子ども用スマホのよくある悩みや、関連調査、お役立ち情報は、下記の記事からご覧いただけます。
子どものスマホ利用が不安？ 保護者のよくある5つの悩みと対策まとめ | にこスマ通信
まとめ
スマホは便利な反面、リスクも伴うツールです。
しかし、便利で安全なツールと適切なルールを組み合わせ、子どもの成長に合わせてルールを少しずつ変えていくなどの対応をすれば、スマホは学びやコミュニケーションを広げる心強い味方になります。
もし今後、スマホに関する悩みや疑問が生まれたときは、いつでもこの入門ガイドに立ち返ってください。
親子で話し合いしながら、円滑なスマホデビューを目指しましょう。
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